職場の癒し系担当 - グローリア国際知財事務所

職場の癒し系担当

弁理士の仕事は、特許庁へ提出する書類を作成するなどのデスクワークが多いので、寡黙に作業をする時間が長いです。

しかし、人間は生き物なので、他の生物との十分なやり取りや触れ合いの時間がないと、孤独感に苛まれてしまう等、精神衛生上よくないかも知れません。

これまでに私が勤務してきた特許事務所の中には、所員の癒しのために小さなフグを水槽で飼っていたところもありました。

フグに餌をやると、元気に食いついて来たりして、確かに小さな生物との触れ合いにより、私を含む所員達は癒しの時間を得ているようでした。

他に、友人の弁理士が勤務していた事務所では、熱帯魚を数匹飼っていました。綺麗な水槽を打合せスペースに置いて、来客者も熱帯魚の様子を鑑賞して楽しんでいる様でした。

しかし、フグや熱帯魚の様な小魚は、寿命が短いため、数年で死んでしまいます。ペットの死は、どんなに小さな個体だったとしても、心にぽかんと穴が開いたような悲しい気持ちになるものです。

フグの事務所も熱帯魚の事務所も、何代にもわたってそれら小魚を飼っていましたが、死ぬ度に悲しい思いをするのは、なかなか気落ちしそうです。

だからといって、オフィスビルで猫や犬のような長寿の生き物を飼うことも通常は許されません。

特に私は独身のため、家に帰っても他の生き物(≒喋り相手)がおらず、ぼっち気分はなかなかのものです。

そこで、最近注目しているのが、「ヤギの貸し出し」を行っている業者です。

雑草を食べてもらう為に借りる人もいるし、単にヤギが可愛いから癒しを求めて借りる人もいるし、あるいはイベント事の助っ人に借りる人もいるし、なかなか人気のようです。

私も、たまにヤギを借りて名城公園辺りを一緒に散歩にでも行ったら、楽しい気分になるかもしれない。

第一、ヤギは可愛いので、それを連れて道を歩けば、きっと周囲の人にも「可愛いヤギちゃんですね♪何歳ですか?雄ですか雌ですか?名前は?」なんて声を掛けられて、ひいては人間とのコミュニケーションにも通じるかもしれない。

ところが、ヤギの貸し出しは非常に人気で、何でも一年先までヤギたちの予約が埋まっているそうです。

一年先まで順番待ちしてでも借りてみるか?

そもそも、ヤギの食料である雑草が十分に生えている場所が近所にあるだろうか?

などなど、まだヤギの予約を現実にした訳ではないですが、余計な心配事に思いを馳せている次第です。

現在のところ、弊所にはコーヒーの木やゴムの木などの観葉植物(フェイクでないもの。)を複数置いて、毎日の水やりの時間を楽しんでいます。

他の楽しみとしては、海外代理人とのチャットや、オンライン英会話での講師との会話などですね。

それだけでもまぁまぁ楽しいのですが、やはりリアルな他の生き物(人間でも、動物でも。)との共有の時間はとても大切ですね。

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